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高きびの種まき

休耕している田圃を借りて、高きびの種をまきました。
milletの名の由来は、雑穀という意味があってつけたのでした。
雑穀農場を夢見て始めたみれっとファームなのにちっとも畑が主体にならず、ひたすら仕入れた材料でお菓子やパンを作り続け早15年(くらい)。
でも実は毎年雑穀の種は播いていたのでした。
麦はもとより、高きび、もちきび、あわ、アマランサスなど地道な私は、種を絶やすことなく15年。とは行かず、せっかく収穫しても干している間にカビが生えたり芽が出たりで、何度も種を探す羽目になっています。
今回播いた畑は約一反五畝450坪くらい。
五年前くらいに一度三反くらいの休耕田を同じ人から借りて、草ぼうぼうで収穫できず忙しい思いだけして返したことがあり、懲りずに今回又借りに行ったのです。快く貸してくれた地元のおやじさんに感謝です。
ずっと町に暮らしていて、たまにこの集落にあるうちに帰ってくるだけの農協の職員だったんですが、今年限りで定年前にや退職して百姓で食べてゆくために、去年からアスパラガスを二反くらい作り始めました。六〇〇坪のアスパラ畑は見事なものでさすが生まれたときからのお百姓さんは違うものです。
ひと夏収穫するところを想像すると、未熟な私は、考えただけで腰が痛くなってしまいます。
今日播いた高きびも隣のアスパラも、この地域はイノシシが大きな顔して歩き回るところなので、荒らされずに収穫できるでしょうか。
イノシシさん、見逃して!
# by y_yosuke | 2005-05-14 23:39 | 畑仕事つれづれ

みれっとの百姓日記

20年前の日本中が景気のいい時期に仕事を捨て、福島県の山の中くんだりにわざわざやってきたのは、たいした理由もなく、百姓で暮らしてゆきたいなー、という思いだけ。
その思いも軽くて、有機農業だの化学肥料は使わないだのの考えもなく、だらだらと生きてゆくにはこれしかないかなと、思ったのは大間違えでした。
子供が小さいうちはお金もいらず、近所のつき合いもなく、酒も博打もやらず、色気もなく、だからくんだりへ来たのだけれど、とにかく大変な田舎暮らしは絶対に人には勧められません。
せめて2年は遊んで暮らせるお金があれば別ですが。
東京でなんでも出来て生活力があったところで、ここではそんな自信はへの突っ張り。
母ちゃんにどやされて、無駄使いをして町へ帰ってゆくことでしょう。
一人だったらなんとでもなるのは当たり前。母ちゃんがいればちょっと手になるかもしれないけれど、気持ち先行だから、たいてい体力がつづかなくなって「やっぱり私はシティーガールよ」と居直って帰ってゆくかも。居直って帰ればまだいいけれど、「こんなはずじゃないはず」と、自分を過信して、20年我慢してしまうとうちみたいになってしまいます。
# by y_yosuke | 2005-05-14 23:09 | 畑仕事つれづれ

つづき(2)

で、明大前の駅に着いて息子に電話しても出やしない。仕事中は出られないようなので仕方がないと思い、駅前のドトールコーヒーへ行き紅茶を頼んで二階のカウンターで今日買ってきた書籍を読み始め、小一時間。10時を過ぎても音沙汰なし。そうだ風呂でも行こう。銭湯に30分も入っていればちょうどいい時間になって部屋に入れるだろう。広い風呂にゆっくり入り、なかなか快適な都会暮らし。
15年前に来たときは塩素のにおいがものすごくて、プールに浸かっているようでした。銭湯のベンチで休んでいると携帯が鳴り、後一時間かかるから、と。更に電池もなくなった。番台のばあちゃんもうさんくさそうな顔してるし、仕方なくドトールコーヒーへ戻るがもう店じまいで、飯も食べていないし。
駅の周りには学生が飲み屋からわいわい出てきて盛り上がっている。だいぶうらさびしくなってきたが仕方もなく、
東京にいた頃にはこんな気分を結構平気で普通に暮らしていたのだけれど。こんな気分も久しぶりでちょっと懐かしい。盛り上がっている学生さんを見ながら歩いてる25年前の自分。
どんぶり飯屋で、玉子丼なんか食べてもたいして時間は稼げずで、行くところもなく、きゃつの部屋の前の外廊下の明かりの下で座り込んで本を読むこと30分。寒くなってきたし風も強くなってきて、もう二度と来るもんかと反省のおやじでした。
帰ってきた息子を見て立ち上がるために捕まるものを探す手が宙を舞い、なんだか既にここで腰の具合が悪くなっていたのでした。
# by y_yosuke | 2005-05-12 23:19 | お休みの日つれづれ

おこしがいたた〜(1)

連休のはじめに恒例の「太極拳祭りイン浅草」へ行ってきました。東京にいる息子のところを視察して新宿ピットインの昼の部を楽しんでくるという中年の楽しみが実はあるんです。
去年は1日前にいってピットインだけ楽しんできたのですが、今年は、みれっとのお客さんのお店をチェックしてこようともう1日早く出たのが間違えだったのでしょうか。
お金をかけずに行こうと思いいわきから高速バスで一路東京へ。連休渋滞が始まっているのか8時半に出たバスは東京駅についたのは1時頃だったでしょうか。東京は30度を超えるあつさで、田舎から出てきた僕はジャンパー姿。デイパックを背負い、マヅは秋葉原へ。
上京すると一度は秋葉へ行くのは、なんだかここにはお宝がありそうな気がしてわくわくするのだけれど、いざついて歩き始めて1時間もすると「なんだか買うもの何もないね」って気がついてでも、せっかくだから何かと思ってももう遅く、これ買うと重いよなーと、結局何一ついるものまで買わずに、次の目的地新宿へ。ホー、ここは相変わらずこじゃれてるよな、などと思いながら歩く方向はピットイン。
でも歩行者天国となった広い道路には大きな人の渦があり、大道芸のお兄さんがヘッドセットをして、芸をしているではないか。
どうせへたな見せ物と思ったら大間違えで、ずいぶん練習したのかこれで食べていると見えて、お客さんを飽きさせないトークと芸で結構おもしろい。もっと見ていたかったが、とりあえずピットイン。
でついたのが遅くって昼の部は終わり、夜の部まで1時間以上あるしで、あきらめて息子のアパートに向かうことにしたのが少し遅かった。ちょっと腰が痛くなってきた。もう3年以上快調だったのに。
# by y_yosuke | 2005-05-08 00:05 | お休みの日つれづれ