人気ブログランキング | 話題のタグを見る

福島県

これから福島県はどうなって行くんだろう。
浜通りの原発誘致立地市町村はリスク承知だったろうけど、それ以外のたまたま、隣に居合わせた市町村がかわいそうね。
隣の町でも原発建設に口出しできないみたいだから、なおさらね。
近隣の村が何をもらってどれだけ良い思いをしたかは解らないけど、立地の町ほどではないから、失った物の方が多いだろうね。
今まで、立地町のとなりに住んでいたので、迷惑料が年にいくらか勝手に振り込まれていた以外、恩恵は無かったけれど、立地地区の税金が安いとか箱物設備が安く利用できるとかの話は聞いていて、税金が高いだけの場所にいると、危険度だけが同じで、恩恵が少ないというのはなんなのよ、、と思って本気で引っ越そうかと思ったこともあるけれど。
と言うより、浜通りは温暖で海がきれいで住みやすくて、高速も空いていて、東京からも便利で、人が少なくて、山の幸も味わえて、魚も美味しくて、と良いことずくめで、寒い不便な空気と水がきれいなだけの戸渡から見るとうらやましかったかも。
そんな、浜通りが住めなくなって、立ち入りさえ出来なくなった住民の事を思うと、20年も前に反原発でシュプレヒコールをあげて地元住民に嫌な顔されたのを思い出す。
原発が安全と言われていたのに裏切られたと言ってるけど、本当はうすうす解っていたはず、って言うと反感買うだろうし、思っても言ってはいけないこと。
だから、悔しい気持いっぱい。
国の選んだ方針だからねぇ、日本国民である以上従って討ち果てるのも仕方ないことと思う。

良く家から走って屹兎屋山に登って、頂上にある何かの観測所の屋根によじ登ると見える浜通り。
更に二つ箭山に向かう途中の猫鳴山あたりから見える原発は温和しく平和に放射能をちょっとだけばらまいていたはず。その向こうには青い海が広がって。
ずっとそのままでいれば良かったのに。知らない振りしていてあげたのに。
by y_yosuke | 2011-09-11 10:37 | うれし、悲し
<< 爽やかな朝 線量計 >>