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30キロ

いわきは大丈夫、、と、いわき市長がNHKで言ったもんだから、震災直後の支援物資が来なかった、、のかどうだか解らないけど、その後ぴったり表に出なくなってしまった。
まさか、ホントに運んできた物資がいわき直前でUターンして帰ってしまったなんて、うそだろう、、と思っていたが、ホントだったようですね。
燃料もいわきは放射能で汚染されてるからと、来るのを拒んだために、物資を運んできたトラックが帰りの燃料が確保できないと言って来なかったと。
市長が、大丈夫と言ったもんだから、物資に不自由してませんと取られて、他の災害地へ運ばれてしまった、と思った。
それにしても、とにかくいわきは安全、避難地域は有りませんとテレビで言ってるのを聞いて、あれ〜、僕のお家はいわきじゃないんだ、、または、30キロ圏内だけど特別扱いで安全な30キロ圏内なんだ、、と思ってみた。
いわき市からの電話で、どういう事なのか聞いてみたが、「お気の毒です」などとはっきり言われてしまって、目が点。
そりゃあ、小さな集落はお荷物でしょうけど、「おきのどく」は無いと思う。

何がお気の毒か良くわからないが、義援金や、仮払金の事だろうか。
それとも被災したことに対して、お気の毒と言ったのだろうか。

よく考えてみると、義援金は県や国から仮払金は東電からもらえる物で、いわき市は窓口になってるだけなんだろうから、「お気の毒」とは言われたくないですね。

もらえるにしてももらえないにしても、何だかいまだに被災者気分ではないので、「お気の毒」と言われるほど不幸な気はしない。

こないだ3月から4月に変わって、銀行やら郵便局やらの引き落としがあった。保険とか、携帯代とか電気料にクレジットカードに引き落とし。いつも入金から差し引かれてるので気にしないでいたら、すっかり足りなくなっていて、なんでだろうと思う間もなく働いてなかったと実感しました。

働かなければ入ってこない、って当たり前だけど。
何十年も休まず働いていたせいで、お金にはあまり会わないけれど、生ぬるい生活を送っていたんだなーとちょっと反省。
これからは「足りなくなったら働く」にシフトして行こうかとも思ってしまった。

突然のお休みにも関わらずお見舞いや励ましのお便りを沢山もらってしまって、ありがたいことです。
津波で流されたり家が潰れたりしなくて、恐い目にはあわなかったので、申し訳ない気持です。
早く働かないとだらだらと無駄に生きてしまいそうです。

こないだ荷物整理に戸渡に帰ったときに、20年かけて集めたデカイが取り柄のスピーカーから音を出して見ました。
半径10キロに人がいないんだから、おかしな気分。どんなに大きな音を出しても外に出れば、丁度いい大きさの音に聞こえる。家の中は震度4位には揺れてるかも。

外でデカイ音だと思うと言うことはもう既に、アンプのそばには寄れない危険な状態か。
外では快適でも、中では崩壊寸前の。これはまるで原発のような、、
何だか悲しくなってきて、隣村の友人のお家へ鰹のたたきをおみやげに、おしゃべりに行ってきましたが、行き交う車もなくて、帰りも家の明かりが消えたまま。
街灯だけが道路に沿ってついている不思議な光景でした。
by y_yosuke | 2011-04-20 22:51 | お休みの日つれづれ
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